BLOGおしゃれで快適な玄関アプローチを作る導線計画について
2018/01/29こんにちは。
名古屋の外構工事・エクステリア専門会社のデコガーデンです。
エクステリアのメインとなる玄関アプローチは一番重要な部分です。住宅の設計というと家や庭などに注目してしまいがちですが、門から玄関までのデザインは家全体の印象を大きく左右します。
実際に暮らした時の導線を吟味して、使い勝手とバランスを意識したデザインが大切だと、私たちは考えています。
そこで今回は、美しい外観で、かつ誰にとってもスムーズな導線を作りだす導線計画についてお話したいと思います。
三つの視点で導線を考える
導線というと、その家で暮らす人の動きやすさのみを考えがちですが、エクステリアを設計するに当たっては以下の三つの視点が重要なのです。
(1) 暮らす人の視点
(2) 客人の視点
(3) 家屋周辺の通行人の視点
三つの視点の具体的な例で見ていきましょう。
アプローチにゆとりを
まず、暮らす人とそのお客さんの視点を同時に考えてみましょう。ただ出入りがしやすいだけではなく、家の顔である玄関にはゆとりを持たせたいものです。
アプローチ周りにゆとりがある場合、玄関に一直線に入るのではなく、少しクランクを設けてみます。その間などに壁などを立てたりすることで、視覚的にも見え隠れする部分が生まれ、外構全体が立体感のあるゆったりとしたアプローチを作ることができます。
ただ、敷地が広いからといって遠回りさせたり、導線が曖昧なアプローチでは客人が困りますので、適度にメリハリも必要です。
建物が象徴的なデザインだったり、シンプルで簡素なテイストが似合っている場合は、直線的なアプローチが建物を魅力的に引き立てる場合もあります。家自体の個性にあったアプローチが肝心なのです。
インターフォンの位置
客人が使うインターフォンの位置は、とても気を遣うところですね。
奥行のあるアプローチの場合、アプローチを歩き切ったところに設けると客人を待たせることになりますし、道路からすぐの位置では面白みがありません。
客人に気持ちのゆとりを持ってもらうために、理想は玄関からインターフォンまでの位置は、少し距離をとったほうが印象が良いです。迎える側にも余裕が生まれます。
隠す
そして、エクステリアでもう一つ重要なことは、家の周りを通る人々の視線を考えることです。
スムーズな導線を維持しつつ、周囲の人に雑多な感じを与えない美しい外観を実現することが求められます。非常に難しそうですが、それにはうまく隠す工夫をすると良いでしょう。
例えば、自転車の事を考えずに、エクステリアを作ってしまい、無造作にアプローチの脇に自転車が置かれているのをよく見かけます。
自転車はとても生活感が出るうえ、あまり景色に入れたくないものです。
しかし、目立つからと家の奥に仕舞っては使いたいときに使えません。
そこで、塀を設けて見ましょう。自転車などが使い勝手を考えたアプローチに近い位置にが置け、かつ目立ちにくくなります。
その塀をうまく利用してアプローチの計画やポストの設置など目隠しだけの機能だけではなく、うまくエクステリアの一部としてデザインすることが大切です。
緑を取り入れる
見た目に加え、我が家のプライバシーもアプローチの設計では考えなくてはいけません。
玄関扉を明けたら、中が丸見えになるのは抵抗を感じる方も多いです。
また少し高い敷地の場合は、見下ろすような位置の玄関になるため落ち着かない感覚になります。
そのような時は玄関前に枝張りのよい高木を植えてみではいかがでしょうか。さり気ない目隠しができ、季節感も感じられます。そのうえ木を中心に導線を計画することで自然と緩やかなアプローチを作ることができます。
最後に
玄関アプローチではいくつもの視点を想定する必要があることが、お分かりいただけたでしょうか。暮らす人の使い勝手と、客人のスムーズな訪問、周囲から見て素敵な外観を兼ね備えたエクステリアをつくることは簡単ではありません。
後悔しないために、自分にあった専門会社と相談されることをおすすめします。